2018.5.3 「時間をいただけたらうれしいです。」
私たちは期待に応え、時間を与えた。
半年の月日が経ち、彼女はついに答えを出して見せた。
「卒業」
ー私たちは、志田愛佳に謝罪しなくてはならない。
欅坂在籍時に放った輝きで盲目になってしまっていたようだ。
あなたが無邪気に笑っていた時間も、あなたの子供のように楽しんでいた姿も、あなたの番組に残した爪痕も、彼女たちとグループとして闘ったことも、
全力でパフォーマンスした、あの日々も。
そして、今年に文春にすっぱ抜かれた時も、あなたを信じていたことを謝罪する。
この一連の流れでわかったことは、グループへの想いはそこにあったのかもしれないが、薄れてしまっていたことだ。運営が全員選抜を固定させ、シングルでも決して悪くない立ち位置に置き、信頼していたのにもかかわらず。
活動停止から半年も在籍し、最後にはグループ写真集にも参加しているのだから最悪ではない。
残念なのは、彼女がもう坂道を上ろうとしていないことだ。
ビデオライブラリーは栄光を約束しても、心は止まっている。
それぞれが、それぞれの責任を背負っている。
例えば、菅井は今年のアニバーサリーライブの不協和音でセンターを務めたが、志田はライブに参加することなく責任を退いた。
もう一度見つめなおすこともできない、理解しようとしても納得がいかない。
欅坂はグループ写真集「21人の未完成」を、21人の欅坂から決別するための節目とし、次のステージに進もうとするだろう。
私たちが期待に応えても、相手はいつもそうでないように。
志田さん、あなたにそのような愚かな期待をしてしまった、私を許してください。